EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ


そこには金髪の女性が横たわっていた。

「この人……写真の…?」

オーレリアンの白衣に入っていた写真の女性と似ている。


「ああ……お前、起きたの」

気づいたオーレリアンが愛想のない声と眼差しを小鳥に向けた。

「オーレリアンさん…この方は…写真の…」

尋ねれば、オーレリアンはしばし沈黙してから溜息を吐き出した。


「そうだよ。………僕の母様さ」


「オーレリアンさんの、お母さん…」


納得した。

よく見れば顔のつくりがオーレリアンと似ている。


(じゃあ、あの写真はお母さんだったんだ…)


しかし、なぜ彼の母親が研究室の柩に横たわっているのだろうか。


(確か前に、お母さんは亡くなったって…)


一夫多妻じゃない。

ジェラルドの先妻は全員死んでいると話してくれた記憶を思い出す。


(聞いてみたいけど…)


デリケートな話題だ。

触れていいのか迷った末、小鳥は全然関係ないことを口にした。


「綺麗な人ですね」


写真を見た時も思った。

だが、本物はそれ以上に美しい。


そう――美しいのだ。

これに小鳥は違和感を感じた。

死者である彼女は未だ生前の美しさを保っている。

これはどういうことなのか。