「食糧庫…」
嫌な予感がプンプンする。
もしかしなくても、その「食糧」とは――。
「人間を貯蔵しておくための部屋だ」
「……っ」
やはり、と言いたそうに小鳥が唇を噛んだ。
階段を上がりきり、道なりに左へ進む。
すると、右側の部屋からオーレリアンが出て来た。
「え?なんでメスブタがここにいるの?自分から家畜の檻に来るなんて、ついに気でも狂った?」
「オーレリアン、やめなさい」
「はい、兄様」
フェオドールに注意されていい子に返事をするも、目では小鳥のことを睨んで「早く戻りなよ」と言っている。
「オーレリアンさん、白魔さんがこっちに来ませんでしたか?」
「何?白魔探してるの?あいつなら奥の屠殺部屋に行ったよ。メスブタを一匹連れてね」
屠殺部屋と聞いて小鳥は焦った。
明らかに涼子の死が迫っている。
慌てて廊下を走り出そうとした時、オーレリアンが現れた部屋からカロンも出て来た。
意識を失った人間の男子三人を腕に抱えて。



