「フェオさん…上原さんは……どうなるんですか…?」
予想はできるが、間違いであってほしい。
そんな願いをこめて恐る恐る聞いてみるも…。
「死ぬ。白魔の管理下にあったなら、ブラッディーセラー行きだろう」
突き付けられた、死。
あまりにショックで小鳥が言葉を取り戻すのにしばらくかかった。
「………っ、な…なん、で」
「俺達闇人は、人間が生きる糧だから」
静かな声音で的確に答えるフェオドール。
冷静な彼とは対照的に、小鳥の頭は混乱していた。
「お、おかしいよ…。食糧なのに、結婚したりも、するんでしょう?……どうしてなの…?私は、生きてて…上原さんは…死ぬ…?この差は何?おかしいよ!」
声を荒げた後、小鳥はドアを開けて部屋を飛び出した。
「マドモアゼル!?」
後ろでフェオドールの声が聞こえるが、振り向かない。
床のカーペットを見て血の跡を辿る。
「ハァ、ハァ…上原さん!」
小鳥は走って食堂前まで来た。



