「見たいテレビ、ね…。それで?」
「え?」
瞬間、柩に押し倒された。
白魔が覆いかぶさり、互いの息が頬にかかる程近くで小鳥を見下ろす。
「それで…僕と居間に行った後、どうやってそこに隠れてる人間を逃がしてあげるのかな?」
「っ!?」
甘く囁かれたのは、全て知っているぞという脅しの言葉だった。
「な……なんの、ことですか…?」
「白を切るの?乗ってあげようか?それも面白そうだしね」
無邪気な微笑みの裏側には悪意が潜んでいる。
ゾクリと震える小鳥の身体。
「僕のプリマドンナ…」
白魔の唇が小鳥の耳の輪郭を辿る。
「君の血が欲しいな」
吐息が直接耳にかかり、違う意味でゾクリとする。
「ダメ…?」
「ダ、ダメです!」



