「あみだくじか…。それなら恨みっこなしで無難かな」
静理が納得した時点でやることが決まった。
早速ルカが電話の傍に置いてあるメモ用紙を取り、線を書き始める。
ちなみに、役割は…
①トイレ・大広間掃除
②食糧庫・食堂掃除
③居間・図書室掃除
④風呂場・サロン掃除
⑤書斎・廊下掃除
⑥買い出し
となった。
「はい!それじゃ、好きなとこ選んで」
線の下に書かれた役割の部分を隠して上のスタート地点を選ばせる。
「お~い!フェオ!うたた寝してないで選べよ!」
「う……ん…?」
ルカに小突かれて、ソファーで船を漕いでいたフェオドールが目を覚ました。
ボンヤリした頭でわけもわからず、あみだくじに参加させられる。
「よし!全員選んだな。んじゃ、たどってくぞ~」
ルカが六人分の線を辿り始めた。
結果は――。