再び傷口から血を吸われ懇願めいた悲鳴が漏れた。 「あんたの反応、もっと色々知りたい」 熱を孕んだ瞳でジッと小鳥の顔を見つめるカロン。 「なあ、こっち見て」 言われた通り従えば、絡み合う視線。 ギラギラと輝く獣のような赤い瞳が至近距離にある。 (食べられてしまいそう…) 獲物の全てを食らいつくそうとする獣の眼差し。 ここが男子トイレだということも忘れ、見入られたように小鳥はカロンを見上げていた。 この後、満足したカロンは個室のドアを隔ててペットのトイレタイムを待ったのだった。