私と朝丘君が付き合っていることをいったあと、朝丘君の所までいった。
すると、朝丘君の回りを大勢の女子が囲んでいて少しムッとしたけど、
「しかたないよね、まわりの女子はみんな可愛いもの」
とボソッと言い帰ろうとすると、
「ちょっとあんたたち、朝丘君からはなれなさい」
と聞き覚えのある声だったので振り返ってみると、ファンクラブの人たちが朝丘君の回りを囲んでいる女子を追っ払っていた。
今思えば、ファンクラブの人たちは普通じゃないのだ。なぜなら、
「朝丘君は私達が守らなければ!」
とかいって、きゅうけいじかん、放課後等すきあらば、回りを囲んで、他の女子たちをとおざけているのだ。
おかげで私も迂闊に近寄れない。