そう思っていたとき
ランプが消えた
中からは難しそうな顔をした医者がでてくる
「説明しますのでこちらへ」
そう言って案内される
女の人の親御さんであろう夫婦と俺
部屋に入って椅子に座ると
医者がパソコンの画像を見せながら説明してくれる
「まず、手術は成功しました。目覚めるのに時間はかかりますが大丈夫でしょう。
しかし、もう歩くことができないかもしれません」
歩くことできない?
その言葉を聞いた瞬間全身に鳥肌がたった
「思ったよりも、怪我が酷かったようです。命に別状が無かっただけでも奇跡だと思ってください
しばらくは入院です」
奇跡?
奇跡でも歩けない?
そんな…


