恋する乙女は未来を変える!!

休み時間

私の第一印象はよかったようで男女関係なく集まって話しかけてくれた

隣の女の子は玖美(くみ)ちゃん
アネゴ肌のいい子気があいそー

玖美ちゃんに聞いてよー!

「ねぇ玖美ちゃん」

「何?玖美でいいよ」

「わかった。玖美、鞍月くんてどんな人?」

「あー、あいつね顔はいいけど性格が最悪なの」

「笑わないし、話しかけても無視するし」

「そーなの?まぁ、そんな感じするね」

「でしょ。ほんと関わんない方がいいよ
顔で騙されないでね」

「うん!大丈夫!でも、話しかけてみる〜♪」

「えー!?やめときなってー
玉砕するよ?」

「その時は玖美がなぐさめて!」

私は鞍月くんに、向かってまっすぐ歩く

クラス全員が私に注目しててシーンとなっている

「やほ!鞍月くん
クールだね〜 あの自己紹介びっくりしちゃった!」

顔をのぞき込んでみた

わざと明るめにウザイ感じで話しかける

「お前、自己紹介聞いてたんだよな
関わるなっつったろ」

「あれ?無視しないんだ
てか、私お前って名前じゃないんだよね自己紹介聞いてなかった?もう一回名乗った方がいい?」

まともに答えない私、絶対イライラしてる

「聞いてたし。お前ってゆーのはただの代名詞なんだけどわかんねーの?お前ばか?」

まともに帰ってきたのでちょっとびっくり

「お前って言われるのが嫌って意味で言ったんだけど?残念ながら今は国語の時間じゃないんだ。
てか、私馬鹿じゃないし?自分で言うのもなんだけど頭いいほうだし
フレンドリーでアホって言った方が正しいよ」

とことんふざけて言う

あ、キレたな

鞍月くんは突然立ち上がるとドンッと机を殴って教室を出ていった

教室はシーンとして皆私を見ている

でも、私は気にしない

私は席に戻って玖美に話しかける

「玉砕したよー!なぐさめてー?笑笑」

「ありゃ、完全に嫌われたね…」

「もともと好かれようとして行ったわけじゃないし」

「今日は歓迎もかねてカラオケ行こ!!」

「うん!ありがとー」

「カラオケ?俺らも行っていー?」

「クラスの目立つ男子たちが言った」

「うん。いーよー。ね?玖美」

「うん!カラオケは多い方が楽しいし」