数秒後

「美嶺さん、着きました」

目を開けると…

山の中だった

うわ…びみよー

私のテンションは一気に落ちた

ちょっと不機嫌になってしまう

「なんで山の中?」

「人目につかない場所をえらびました」

「あぁ、そう。それでも山の中はね…」

「お気に召しませんでしたか?」

「いや、いいよ。うん。」

過去に来れただけでもいいと思っとかなきゃ

「僕のお腹のポケットに小型のワイヤレスイヤホンが入っています。片耳に入れてください」

お腹のポケットって…

パクってるでしょ日本のアニメを

マホに言われたとおりポケットからイヤホンをとりだして耳に入れた

「これで会話は聞かれないけど、マホはどうするの?私、この歳でぬいぐるみ持って歩くほどの勇気ないよ?」

「腕時計型になります。タッチで操作できるので何かあれば文字盤を2回叩いてください」

「了解。で、どこ行けばいいの?」

「家を用意してあります。そこまでナビゲートします」

「よろしくー」

あぁ早く山の中からでないとテンションあがらない

マホのナビの通りに山を降りていくと

昔住んでいた家の近くのところに出た

あ、ここか…

「ねぇマホ昔の自分を見に行っていい?」

「いいですが話しかけたり必要以上に近づかないこと」

「うん!」

なんか楽しみ!

テンション上がってきたァ!