「……鈴堂冬李。聞いたことあるかもしれないがあの三姉弟(妹)の姉だ。それと、私が姫だからって守らなくていい。嫌いなやつは嫌いでいい。私も関わる気は無いからな。それだけだ」
下っ端の顔を見渡し淡々と告げる
「………っ、女なんてっ……」
女ってだけで非難する奴もいる
そういう奴と関わろうとは思わない
「俺、鈴堂三姉弟(妹)の噂知ってるぜ。あと下に2人いるんだろ?」
ざわざわと騒ぎ出す
あぁ、言わない方が良かったか
大抵は苗字で気づくだろうからな
「どうせ、鈴堂さんも地位目当てなんだろ」
後ろの方でそんな声が聞こえた
優が動く気配がした
なんで、あんたが反応するわけ
てかさ…………
「はっ、地位?んなもんいらねぇよ」
言ったやつに向けてそう言う
「じゃあ、なんで姫になったんだよ?!」
「ただの暇つぶしだ。だから、私を守らなくていいと言っただろ」
「暇つぶしなら姫やめろよ!」
あぁ、こいつうぜぇなぁ
一発殴ってやろうか
そんなことを考えていると……
「………冬李」
優が上から私を呼ぶ
顔を上に向けると優が階段を下りてきていた
そして、地面に足をつけると……
私の腰に手を回してきた
…………おい
手をバシッと叩く
が、それを無視される
………こいつめ……

