極悪非道の暴走族







部屋から出ると蒼翔が息を吸い込んだ


「今から、お前らに知らせたいことがあるっ」


いつもとは違う声で喋り方


ふーん。寝てる時とは大違い


優の横で私は弥生と蒼翔と嵐斗の後ろ姿を見つめていた


真希はどうせ来ないんだろう


私はあいつが嫌いだからどうでもいいが


「姫にする奴を紹介する!」


蒼翔がそう言うと下がざわつき出す


『は?姫?んなのきいてねぇよ』


『つか、姫って』


いろいろな声が飛び交う


はぁ、仕方ないか


優の手をほどき下を見下ろす


やっぱり上からってのは癪にさわるな


階段の手すりに登り下に降りる


あ、みんなして目見開いてやがる


ーストッ


着地をした私をガン見する下っ端


その表情には『ありえない』の文字が浮かんでいた


まぁ、いいんだけど