極悪非道の暴走族





すると、優がむくりと起き上がった


どうしたよ、急に


「そろそろ集まったか?」


「いや、まだ昼だろ。何言ってんだ」


思わずポテトチップスを投げそうになった


「………私眠いんだけど。嵐斗、ポテトチップスやる」


ポテトチップスを嵐斗に私は目を閉じる


ーグイっ


は?


ーポスンッ


軽快な音を立てて私の頭は優の膝の上に倒れた


いや、なぜ次は私がこいつに膝枕されなければならないんだ


まずは、そこだ


「……眠いんなら、寝ろ」


「いや、あんたの膝では寝たくない」


「寝ろ」


なんでお前が上から目線なんだよ


したから睨みあげる


優が私の耳の鈴に目を向ける


「……なんで琥珀色なんだ?」


「ただの気まぐれだけど?」


瞳の色と同じだからなんて言えるか


「へー……」


そう呟いて鈴を触る優


触っても何も無いけどな


ーチリーン


ただ、音が鳴るだけ


なにもない