その後に続いて航哉も出てきた
「姉貴、いってらっしゃい」
少し微笑んだ航哉が珍しくそう言った
「あぁ、行ってきます」
小さく手を振って車に乗り込んだ
「あ、おかえり。冬李くん」
「あぁ。もう行っていいですよ」
運転手さんに声をかけると静かに動き出した
そんな私たちを航哉が見ていたとは知らない
「優稀、いつまで眠いわけ」
「………徹夜明けだ」
なにしてたんだよ、徹夜してまで
「優稀ね、仕事してるんだよ。偉いよね?この年でさ」
「仕事?ふーん」
あまり興味が無いな
遠月って聞いたことあったがあのグループか
あぁ、そうか
まぁ……お坊ちゃんだな。優稀は

