極悪非道の暴走族






「なんで?!愛海だよ?!」


私の腕に抱きついて懇願してくる



愛海?あぁ、あれか


「どっかの族の姫か。んで、なに?関わんな?そんなのお前に関係なくない?てか、俺に関わるな」


冷めた目で見下ろすと涙を流していた女の態度が変わった


「っ、なんなの?!私に墜ちなさいよ!」


………うっわー、何この女


私はただただ呆然と見ていた


「黙れ、ブス。お前なんかに堕ちるか」


てか、私は女だ


「………げっ、女がいる」


優稀の後ろで引いている嵐斗


「あ、おはよう。冬李くん」


嵐斗の横にいた弥生が顔を上げた


「熱は下がったの?まだ無理しちゃダメだよ」


私のおでこに手を当てた弥生


いや、熱下がったからいるんだけどな


苦笑いをすると優稀が弥生の手を叩き落とした