極悪非道の暴走族




着替えおわり鏡で確認する


まぁ、男に見えるか


耳についている鈴は髪で隠れて見えないし


族潰しとはバレないと思う


下に降りると航哉がいた


「あんた、何やってんの 」


「んあっ?あー、飯食ってんの」


だから、食い過ぎだってんだよ


「まぁいいわ。じゃーね」


手をヒラヒラと振る


「怪我してくんじゃねーぞ。
母さんが心配すっからな」


そんなの航哉に言われなくてもわかってる


「いってきます」


「おー、いってらー」


なんで貴様がいうんだ、あほ


私は心の中でそう思いながら家を出た