極悪非道の暴走族





ちょ、どうしよ?!


私かつげないし……


「………………おい」


私の後ろから低い声がした


「っ、優稀さ、ん?」


その人を見て私の声が掠れる


「…………貸せ」


優稀さんは冬李を抱えて逆方向に歩き出した


って、どこ行くの?!


慌てて冬李のカバンを持ってついて行く


優稀さんの向かった先には黒のベンツが停まっていた


って、えぇ?!


どんな金持ちだよ?!


「……………乗れ」


私をチラリと見た優稀さんはそう言った


「し、失礼します!」


怖いけど車に乗り込んだ


私が扉を閉めると少ししてから車が動き出した