「お姉ちゃん、も、無理」


半分ぐらい食べたなずながそう言った


「そっか。じゃあ、薬飲んで寝ようか」


薬と水を渡してなずなが飲んでる間にお粥を片付ける


「……姉貴、腹減った」


「黙れ。自分で作れ」


間を開けないで言い返した


なずなを抱き上げ部屋に戻す


「ちゃんと寝なよ?なずな」


「う、ん。わか、った」


そう言うとそのまま眠りについた


よっぽどしんどいみたいだな


私はちゃんと布団を掛け下に降りる


「…あーねーきー。腹減ったー」


ーバコッ!


「うるさい、自分で作れって言ったろ」


冷たい瞳で睨みつける


「ちっ、姉貴って俺の扱いひどいよな」


あーそー?


後ろで額に青筋を浮かべる私に気づかない航哉


このあと、航哉の絶叫が部屋に響き渡った