お粥を作っていると…


「ん、お姉ちゃん…」


ふらふらしながら降りてきたなずな


「なずな、危ないから動いたらダメだよ」


私がそう言うとなずなは止まった


なずなの所まで行き抱っこしてソファに下ろす


「航哉、熱はからしといて」


「んー」


曖昧な返事をする航哉に腹が立つが今はなずなが優先だ


私はキッチンに戻りおかゆの出来を見る


あぁ、できてるな


日を消してなずなの所まで持っていく


ーピピッ!


ちょうど体温計がなった


「あー、38.2℃。あがってんな」


「そう。なずな、食べれる?」


「う、ん」


顔が真っ赤のなずなが少し笑った