極悪非道の暴走族






「お前がいると俺がやりにくいわけ。
わかったら先に学校行ってな」


ポンポンと頭を撫でてやると
愛海は小さくうなづいて走っていった


「………………あれ、彼女か?」


「いや?さっきそこで初めて会った」


「お前初めてのやつに頭撫でるのか?」


「…………いや、関係あんのか、それ」


じとーっと真希を睨む


「で?喧嘩でもすんのか?
俺、今鈴ないから喧嘩できねぇんだけど」


鈴の音が鳴ると喧嘩してもいい合図


ない限り喧嘩できないわけ


親父、それわかってて取りやがったな?!


ふつふつと沸いてくる怒り


親父、殴り飛ばしてやる


「…………なんでお前らは鈴にこだわるんだよ」


珍しく優稀が喋る


…………別にこだわってはない


ただ、自分のルールに従ってるだけ


それが何か悪いのか?