「………あ、あともう一つ。
俺の横にいるのはいいけど
喧嘩に巻き込まれても知らねぇよ?」


「うん、べつにいいよ。死んでも 」


「…………ふーん」


無言で校舎に向かって歩いていた


…………てか、なんで横で歩いてんの?


え、意味わかんないんですけど


つか、もういいわ。放置


「やぁ、おはよう〜。鈴堂くん」


「げっ、名前なんだった?お前」


「名前は覚えようよ〜鈴堂くん」


ヘラヘラ笑う睡眠大好き人間


サッと私の後ろに隠れた愛海


なんだ、こいつら嫌いなのか


「………で?お前だけ?」


めんどくさいからはやくどっかいけ


「嵐斗以外の四人だよ~?」


にへらと笑う睡眠大好き人間


…………あー、囲まれてるわけね


「ちっ、実力行使っても
こんなんじゃ仲間になる気ねぇよ」


「………………なってもらう」


いや、ならねぇよ


ブルブル後ろで震える愛海


「あ、可愛い子がいる。
こっちにおいで。危ないよ」


真希…だっけか


そいつが呼んでも愛海はいかない


「だから、ここはあぶねぇよ?」


「……冬李くんといる」


うん、女として微妙な心境


「お、、俺があいつにま、、負けた」


一人ショックを受けている真希


馬鹿か