愛「…っくしゅん…」



わたし達は映画を見てるんだけど、




ここ、クーラーちょうど当たるところで




すっごく寒い…




パサっ



愛「へ?」



膝に置かれた服。




それは玲が羽織っていたチェック柄のシャツだった。




右を見ると、




チェックのシャツの下に来ていた白のTシャツ姿の玲。




玲「寒いだろ?



着とけ。」





玲はこっちを見ずにそう言った。






愛「…ありがと///」





私はそれを着る。




まだ、玲の温もりが残っていて、





玲の匂いがして、




今、玲に抱きしめられている気持ちになった。