玲「俺は、飲み物買ってくるけどなにがいい?」




愛「じゃあ…コーラっ!」




玲「わかった。



俺買ってくるから、



お前はここから一歩も動くなよ?」




愛「はーいっ!


お願いしまーす!」





…………………


玲が飲み物を買いに行ってくれてる間、




私は大人しく言われた場所から一歩も動かずに待っていると。






男1「おねーちゃんっ!



ねぇ、君一人?」



愛「え?



いえ、二人です。」




男2「えー?


でもおねーさん1人じゃん。」




男1「もしかして、彼氏?」





愛「…んー……友達…(?)



いや、1日彼氏…(?)」




男2「なにそれー(笑)



なら、明日は俺の1日彼女になってよー。」






そう言って肩に手を乗せられた。




玲「……おい、てめぇら、



俺の女になんか用か?」



愛「玲…」




玲はとても怖い目で男の人達を睨みつけた。



男1「…ち、ちっ…ほ、ほんとに彼氏かよ…」




男2「い、行こーぜっ…」






男の人達は足早に歩いていった。




玲「お前は一人にするとダメだな。




ほら、」




そう言って玲が私に




左手を差し出した。




愛「(え?



これって、手を繋ぐってこと?


いや、でもなにかを“渡せ”ってことだったら?

なのに、私が手を出したらすっごい、恥ずかしいじゃんっ!)」