ーキーンコーンカーンコーンー



朝のHRが、




終わると……





ダッダッダッダッ!



翔「ひぃ…」



「なぁ、俺…」


「俺の…」



「俺は……」




みんな、自己紹介してくれてるんだけど、





一斉に言われすぎて名前聞き取れない。




ーポンー


「なぁ、友翔…」




肩に手を置いて話し出す男の子が1人。




來「ねぇ……君…




その…きったねぇー、手。



…退けてくんない?



お前みてぇーなのに






友翔触られたくねーんだけど…」




肩に置かれてた手を掴み、そう言ってくれた




來哉。




いつもは『ゆーくん』なのに、今『友翔』



って、呼ばれて…




すこし胸が高鳴った。