愛「そんな訳ないじゃんっ!



普通の公立高校に通ってたよ?



昨日まで。」




來「なんか、すごいお母さんだね。



ゆーくんのホントの名前は?」




愛「ホントの名前?」



來「友翔は、偽名でしょ?」




愛「友愛。



琴崎友愛、って言うの。」




來「友愛ちゃん。



僕が友愛ちゃんを男達から守るからね?」




愛「え…?



私をいじめたりしないの?」




來「しないよー(笑)


僕らは友愛ちゃんがイジメられたりしないように



ボディーガードしてるんだよ?」




愛「…え?



じゃあ、みんなに言ったりしないの?」




來「うん!


…実は僕ら、友愛ちゃんが女だって言われてたんだ…(笑)」



愛「へ?」




來「僕ら3人だけだけどね?



校長に言われてたんだー。



友愛ちゃんのボディーガードを頼むって。」




愛「じゃあ…」




來「さっきのは…演技だよ?(笑)」




愛「う…そ…」





ほんとに、心臓止まりそうだったのにー(泣)


來「ごめんね?


嘘ついて。



でも、知ってるのは先生らと、校長、理事長、そして、僕、晃くん、玲の三人だけだから。




絶対に女だって言わないでね?」






愛「う、うんっ!



絶対言わないっ!」




來「よしよし、いい子。」





そう言って頭を撫でられる。




來「じゃあ、また明日っ!




朝ごはん楽しみにしてるねー♪♪」




なんて、言って




私の部屋を出た。