「じゃあ、そろそろボディーガード呼びますか?♪」
楽しそうな声で理事長が言った。
「そうね♪♪
呼んじゃおっか♪♪」
そう言うと、
理事長は、携帯を出して誰かに電話を始めた。
「もしもしー、うん、俺ー。
ちょっと風邪でさー、声おかしいんだー
うーん、そぉー、だから、ここにお金振り込んどいてー」
って、まって?
それって、『オレオレ詐欺』って、やつじゃないですかっ!
「って、冗談は置いといて、
トップ3呼んで。
理事長室に琴崎 裕二が来てるって言ってて。
おー、んじゃー。」
携帯の向こうからまだ、話し声が聞こえていたのに、
ブチっと切る理事長さん。
ーピンポンパンポンー
「神瀬〈かみせ〉、柊〈ひいらぎ〉松田〈まつだ〉。
理事長室へ。
琴崎 裕二さんがお待ちだ。」
その放送から2分後。
ーガチャっ!ー
また、ノック無しかよ(汗)
「裕二さんっ?!」
イケメン男三人が肩で息をしながら現れました。



