ー1ヶ月後ー


友大は週一ほどに会う機会が少なくなった。



友大の異変に龍輝達も違和感を感じ始めた。



和「なぁ、梓。


お前友大のこと知ってんだよな?」

和磨が真面目な顔をして梓に問いかける。




梓「……もう隠しきれねぇーよな…


ごめん、俺の口じゃ言えねーから付いてきて。」



私達は梓の後ろをバイクで付いて行った。



バイクを走らせて20分。



綺麗な建物、同じ服を着た高齢者や白のユニホームを着た女の人達。
白い車。



由「病…院?」




私の中に嫌な想像が浮かんだ。




梓「行こう。」




梓はそう言うと静かに歩き始めた。



その後ろを私達も黙って付いて行った。




ある病室の前で梓が止まり、



コンコン


ゆっくりとノックすると病室のドアを開け中に入る。




友「……よう。」



腕に点滴を刺した友大がいた。