俺は、晃の部屋を出た。 來「晃?」 來が部屋の外にいた。 玲「來、どうした?」 無理やり俺は口角を上げ、そう言った。 來「僕にそんな顔作ったって無駄だよ? 何年一緒にいると思ってんの?」 來は、すぐに俺の作り笑顔に気づいた。 來「…今日は失恋した者同士、ふたりで泣こうよ。」 玲「……あぁ。」