後に残された私と奏太くん。
き、気まずい…、、
とりあえずお礼を言わないと
『助けてくれてありがとう。』
「凛ちゃんあんまり1人で頑張っちゃダメだよ?
僕たちにもっと頼っていいんだからね?」
そうだよね…
そうだよ、私にも仲間がいる。
『これからは気をつけるね。』
私が立ち上がると、
《クラス対抗リレーの招集始まりまーす!!》
放送が鳴り響いた。
招集のお知らせみたい。
「僕、もう行くね!」
走り出した奏太くんの背中を見つめながら私はズボンに付いた泥を払う。
さぁ、私もそろそろ戻ろうかな。
メニュー