『良かったね!頑張って!』


わざわざ私にそれを言うために私をここに…??





「今回で僕たち3年生は最後の体育祭。
だから、悔いのないように頑張るよ。
凛ちゃん僕のことちゃんと見ててね。
でね、当日リレー終わったらまたここに来て欲しいんだ。お願い!
僕の走り方とかの…感想聞かせて…」




そういうと奏太くんは私の腕をぐいっと引っ張った。

突然のことに前のめりになる私。




びっくりして目を見開くと肌に伝わる温かい体温

え?私抱きしめられてる…?!