「俺はそれまで母は好きでそれをしていたと思ってたからさ。
パートが一緒だったというおばさんに言われた時はびっくりしたよ。」
隼人さんは思い出すようにため息をついた。
「だから、そんな母の為に俺たちは何かをしたいと思ったんだが、俺も光も不器用でそれが何も出来なかったんだよな。」
『それで私?』
「そ、始業式の日お前が部活に来た時からずっと思ってた。
相沢なら協力してくれるかもしれないって。」
もしかして入部テストの時腕を組み考えていたのはこれだったのかな?
いつか私に協力してもらおうって。
そうときたら、
『分かりました!私で良ければ手伝います!』
美味しいオムライスを作って隼人さんのお母さんを笑顔にさせるしかないよね!


