そうなんだ!
じゃなくて!
特別な理由って…?!
「よし、今習っている範囲は全部終わったな。」
『はい!すごく分かりやすかったです。ありがとうございます!』
特別な理由…
まさかこのまま押し倒されたり…
漫画みたいな展開に…?!
この間朱理に借りた高校生の恋愛漫画を思い出して1人顔を赤くしていると…
_バタン!
部屋のドアが勢いよく開いた。
「お兄ちゃん、準備できたよー!」
光ちゃん?!
それに準備って?
状況が読み込めない私に隼人さんは両手を手の前に合わせ私に頭を下げて言った。
「悪い…。相沢!俺と光にこれからオムライスの作り方を教えてくれないか?」


