「ちょっと待て。誰か彼女って?」 『え…だからそこの可愛い女の子。』 私が目を向けると隼人さんはため息をついて女の子の服の袖を掴んだ。 「お兄ちゃん、急に何!ちょっと離してよ〜!!」 え? ええええ!? お兄ちゃん? 「こいつ、俺の妹の光。」 隼人さんが手を離すと女の子はニコッと笑って私にぺこりとお辞儀した。 「どうもです!いつも兄がお世話になっています! 隼人の妹の瀬戸 光 (ひかり)です。よろしくなのですっ!」