「おいおい、それはないだろ。人がせっかく部屋を片付けたっていうのに。」
なんでそんなこというんですか…?
帰れなくなる。
『知りませんよ!私なんかほっといてそこの彼女と仲良くしたらいいじゃないですか!』
しまった…!
ちょっと言いすぎたかも。
つい、いつもの優の時みたいな感じで思ったことを言ってしまった。
後悔して目を瞑り唇を噛みしめる。
でも、彼女のこと教えてくれなかった隼人さんが悪いんだ。
だめだ、だめだ!
私の悪い癖。
すぐ人のせいにするところ。
始業式の日だってぶつかったのを優のせいにして…
私だって悪いのに!


