『柊さんごめんなさい。』
「いやいや。いいよ。
でもちょっと…期待しちゃったなー。」
柊さんはそう言って両手を頭の後ろに回し空を見上げた。
『え?何をですか?』
「何にもない。今の忘れて。
帰ろっか。」
『…はい。』
その日は初めて柊さんと一緒に帰った。
正直あの事故←あれだよ、あれ。以来私が柊さんに警戒心を抱いてたからなぁ。
にしてもゆりあちゃんひどい!
柊さん私をどれくらい待ってたんだろう?
私結構ゆりあちゃんと部室で話してたから…
また今度なんかお礼しなきゃ。
そういえば部活後優の姿を見てないなー。
もう帰っちゃったのかな?
最近は
「一緒に帰るぞ。」
って待っててくれるのに…


