先輩の顔は眠っているようだった。 死んでしまったなんて思えないくらいに。 でも頭や腕にぐるぐると包帯をしていることから事故の悲惨さが伺える。 「先輩。」 話しかけてももう答えはない。 面白いことをしても笑ってくれない。 そしてもう、 走ることができない… 抑えていた感情がここでやっと爆発した。 後ろに柊さんがいるのも忘れて、 「せ、先輩…!先輩! だいす…きでした。」 俺はひたすら泣きまくった。