『…はぁはぁ。』 「大丈夫かよ。お前。ほら!」 ゴール横で座り込んだ私に優が手を差しのべてきた。 ありがたく私は手をつかんで立ち上がる。 「それでもお前陸上部かよ。」 な… せっかく一生懸命なところとか見直したのに一言余計なんだってば! 『陸上部のマドンナですが?何か?』 「何だよ。それ。きもっ。」 そーですか。 もういいし。勝手にしてよ。 優の… バカ!!