一粒の涙と奇跡


…こいつが嫉妬!?

今日会ったばっかの私に!?

いやいや、なわけ。

「そういう冗談禁止。」

「冗談じゃないし。

昼休み潰されたし、

放課後は俺に渡せよ?」

怪しい笑みを浮かべてそう言った水海に、

「あ、うん。

分かった。」

私は素直に頷くことしかできなかった。