一粒の涙と奇跡


なんで私が案内なんか…

休み時間は本読んでたかったのに。

頭の中で文句を言っていたけど

時間は進み、

休み時間始まりの

チャイムが鳴った。

私はため息まじりに立ち上がり、

「…ついてきて。」

と水海に言った。