一粒の涙と奇跡


帰り道、

私はみんなと帰るのを断り、

1人で帰っていた。

ぼーっと前を見ていると、

見覚えのある背中が見えた。

…水海だ!

私は自然と笑顔になって、

名前を呼ぼうとしたら、

隣から他校の制服を着た女の子が水海に抱きついているのが見えた。