『…あ…たし、迷惑…じゃ…ない…?』

怖かったんだ。あたし。

紫「迷惑だなんて思ったことねぇ。

いなくなられた方が迷惑だ!」

紫耀大好きだよ。

『あたし、怖かったんだ。

お前といるとつかれる。とか

迷惑。っていつか紫耀に言われるって

不安だった。

でも、紫耀が言葉にしてくれて、

気付いた。

あたし、やっぱり紫耀が好きなんだ。

これからも、ずーっと一緒にいようね』

紫「…っ。当たり前だろ。

梨絵。大好き…いや。」

『??』

紫「愛してる。」

『…っ。あ…たしも、愛してるっん』

久しぶりのキスは涙の味がした。

いままでで、とびきり優しいキスだった。