恋砂糖を一粒召し上がれ




『あいつダメダメ。
 こっちもなるべく花菜が喜ぶ言葉とか行動を見せてるつもりなんだけどさ…。

 花菜、それで浮かれてるのが精一杯。

 だからヤリたい盛りの男の気持ちに全く気付いてないの、あの女。

 だからキスもまだ、体の関係なんて以ての外だよ』




『へ~…
 まぁ、相手は花菜だし?
 精一杯ってのは分かる気もするけどねー』




『けどさ、付き合うってつまりはそういうことじゃん?

 体の関係も無理、ましてやキスも無理、男の俺としてはかなり傷ついてます』



『じゃ、言っちゃえば?
 鈍感な花菜にドストレートに。

 “ヤラせて”って!』


その直後、友達の笑い声が響いた。



『いや言わなくてもさ、いかにも女が喜びますっていう言葉とか行動をしてもらったら返すじゃん、体で?

 それが男への感謝の想いってやつでしょ、普通に考えて』




感謝の想いって…


確かに彼と付き合うことで毎日が幸せ。


確かに毎日を幸せにしてくれて感謝してる。


でも、

でも、



感謝がそれなの?