恋砂糖を一粒召し上がれ



高校二年の夏。


ずっと想いを寄せていた人からの告白で付き合うことになった。


戸惑いと嬉しさ、喜びが交代で私の心を支配していた。



あなたといると幸せだった。



あなたの言葉は甘くてキラキラ輝いていて、私はいつも酔いしれていた。


あなたの行動は優しくて思いやりに溢れていて、私はそんなあなたに溺れていった。



幸せだった。


幸せの絶頂の中、あの人の本音を耳にしてしまった。