恋砂糖を一粒召し上がれ






『賢人、もういいの?
 あの先輩の追っかけ』



隣の女の子は私を指差し、彼に問い掛ける。






『先輩にフラれたの、俺。
 だからいいのいいの…』





何がいいの?


追っかけなくてもいい、そういうこと?







『賢人がフラれるとか笑えるー!!
 私のこと簡単にフッたくせにさー。
 自分も見事失恋とか、でもさ、お互いフリーだし?
 付き合っちゃおうよー?』









『……どうしよっかな』








私の真横を通過する、その時、



『俺、この子と付き合っちゃってもいい?』



彼はそう問いかけてきたー…