もう私の中に 弱気な私は居なくなっていた 自分でもわからないうちに 私の中で黒い感情が芽生え出す 一樹が身体を求めてこなかったのは 大事にされてるから。なんて 自惚れてた自分がバカだ 一樹の背中が見えなくなるまで 私は一樹が去った道を睨んでいた 鞄をギュッと握りしめたとき 一筋の涙が溢れたような気がした だけど、私はそれを気にとめず 口角を少しだけ上げた だったら…変わればいいんだ 私が、変わればいい。