「んー…」

彼は言葉を探しているようにも見えたが、ため息をついたかと思えば

「好きなやつできたんだよねー」

今までに聞いた事のない彼の冷たい言葉は私の胸に突き刺さる。
彼はそんな私を面白いものでも見るかのように嘲笑いながら言葉を続ける

「お前、純粋すぎんだもん。
ヤらしてはくんないし?
何?一緒に居るのに キスもできないの?
そんなんだったら友達でよくね?
てか、お前の相手すんの正直もう面倒くさいの
なんか小学生のおままごとみたいだし」



まるで彼の口から放たれてる言葉じゃないみたいな冷たい声。