「これから何回か来るだろ」



「どういうこと?」



「ここ、俺の親父が経営してるから」



「はい?」



「だから、ここのホテル親父が建てたの」



「はあ?!?!」



「姫歌、うるさい」



「れ、蓮の…お父さんが建てたの?!」



「さっきそうだって言っただろ」



「すご…」



キョロキョロしながら中を歩いていく



セレブばっかだ…



「姫歌、着いたぞ」



「ここ?」



「ああ、ちなみに個室だから」



「なんで個室?2人なのに」



「2人じゃない」



「え?2人じゃないの?」



「今日、特別に呼んだんだ」



「誰を?」



「それは入ってからわかる」



そう言って蓮はドアを開けて私を中に入れた