なんでそうなる…



「早速、今日から荷物まとめるぞ」



「早くない?」



「いいんだよ。またなにかあったら困る」



「うん…わかった」



「俺も手伝うから」



「いやいや!そんなの悪いよ!」



「1人より2人のほうがいいだろ?」



「まあ、そうだけど…」



「じゃあ、決定な」



「う、うん…」



「準備しろよ」



「するけど、目瞑ってて」



「なんで?」



「服着るから」



「別にわざわざ目瞑らなくてもいいだろ」



「恥ずかしいじゃん!」



「昨日散々見たのに」



「なっ…朝からそんなこと言わないでよ!それに、夜だったから暗かったし!!」



「たく…お前はほんとに…」



そう言って蓮は目を閉じた



その途端、急いで着替えはじめる私



蓮が近くにいるだけでも恥ずかしいけど…



まあ、目閉じてるし、いっか…



「もういいよ」



「早かったな」



「うん、急いで着替えたもん」



「じゃあ、行くか」



「うん」



引っ越しの準備をするため、私と蓮は家を出た














「これはいらないでしょ〜?これもいらない〜」



「姫歌、これは?」



「それはいる」



引っ越しの準備を始めてから1時間、元々置いてあった物が少なかったからなのかすぐに片付いた