あおくんも何が面白かったのか、クスクス笑ってた。



優希「ごめんね、心配かけて。家に行けばお金あるから、すぐ返す!」



心配をかけた上に、お金まで払わせるなんて、ほんとに申し訳ない。



顔を伺うと、黙り込んで何かを考えてた。


優希「あ、あおくん?」






すると彼は、何かをひらめいて、にやりと笑って言った。





青葉「お金はいいんで、ハンバーグ、食べさせてもらえません?(笑)」









優希「ハ、ハンバーグ?」


ほんとにそんなもんでいいのかと思ったが、あおくんの顔はマジだった。


あんな笑い方するもんだから、もっとすごいもんかと思った…。



でも、流石に全額払ってもらうのは…




優希「そ、それでいいなら、いいんだけど。流石に全額は申しわけない…かな。」




青葉「しっかりしてますね(笑)じゃあ、こうしましょう?

来週の水曜日も夕食、ご馳走になってもいいですか?」




おくんの提案に少し戸惑ったが、元は私が悪いわけで、拒否できる権利ないよね。



優希「も、もちろんです。対したものは出せないけど、それでよければ(笑)」


青葉「ありがとうございます(笑)じゃあ、帰りますか。」




優希「そうしましょうか(笑)」


彼の笑顔がアイドル並にまぶしすぎて、目を逸らし、

そう言って歩き出すと

ナチュラルに買い物袋を取って自転車のかごに入れてくれた。



青葉「歩くの遅いですね(笑)」


優希「うっさい!!(笑)」



とかいいつつ、スピード合わせてくれてるくせに。


意地悪なくせに、少し紳士なところが、またすこーしムカッとした。(笑)