優希「おっ、あおくんセレクトかー。男の人はこういう方が好きなのかぁ…」



明らかに俺ではない他の男を考えながら、服を見つめてる。


モヤモヤする。






優希「やっぱり嘘。」






服を取り上げて、かちゃんと戻した。


優希「えぇ!?あおくんが選んでくれたんじゃんー!」




スタスタと店からでる俺を後ろからトコトコ追いかけてくる。



優希「なんで怒ってんのー?ほら見てみて!変な人形ー(笑)」




俺が怒ったと思ったのか
顔の横に猿の変な人形を置いてにこーっと笑いかけた。



ほんともう、この人にはかなわない。







青葉「顔、そっくりですよ(笑)」


優希「はぁー!?ぜんっぜん似てませんから!!」



そう言って俺と人形を睨みつけた。


優希「もう!いい!ほら、次いくよ!!」




今度は、前を行く優希さんを俺が追いかけた。






















優希「よぉぉーし!やっと食品だよ!」




ひと通り見終わって、最後に食品売り場にきた。


雑貨や服屋でも、優希さんがサイフを出すことはなかった。そーとー財布の紐固いんだな。


まぁ。俺もだけど(笑)











青葉「今日の献立は…ハンバーグですか!?」




カゴの中身がどう考えてもハンバーグの材料だった。



優希「そーそーって、食いつくね(笑)」




実はハンバーグが大好物だ。



青葉「俺、ハンバーグ好きなんですよ。」


優希「奇遇だねぇ、私もだよ(笑)」





どんな焼き加減がいいとか、具材は何を入れるとか、話しながら買い物はテキパキ進んだ。


優希「あーレジ並んでるね。」

青葉「まぁ、しょうがないですね。」



文句をブツブツ言いながらも、渋々並んでやっと順番が来た。



やけに手際がよく、テキパキとした店員が品物を通していく。





定員「合計、4500円になります。」





結構買い込んだなーなんて思いながら優希さんの方をみると、顔を真っ青にしていた。